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Mystery Seller
JUGEMテーマ:本の紹介
 
文庫で読みました。文字通り、ミステリーのアンソロジーです。錚々たる面々が執筆していますが、それぞれタイプの違う作品が集まっています。謎解きに挑戦したくなるものもあれば、人の生きざまを見る作品もあり。アンソロジーのいいところは読んだことがない作家でも気軽に読めるところですよね。私もアンソロジーで初めて読んで、その後単行本を買った作家は結構いる方ですね。

さて、ここに収録されているのは次の通り。一言感想(一言じゃなくなっていますが)もつけています。

島田荘司「進々堂世界一周 戻り橋と悲願花」
おなじみ御手洗潔のシリーズです。…と言いながら、私は初めて読みます。名前はよく知っているんですけどね、なんとなく読んでないままです…
曼珠沙華の花からはじまった、太平洋戦争の記憶。もちろん御手洗の記憶ではなく、彼の出会った、韓国人から聞いた物語です。
ラストが素敵です。人が人でなくなる、悪夢のような戦争中の記憶だけではなく、こういうオチを持ってきたのか〜と感心しました。

有栖川有栖「四分間では短すぎる」
江神・アリスシリーズの一編。みんなで謎解きをする様子が楽しい話です。アリスが見かけた、見知らぬ男の電話での会話が発端となるのですが、電車のダイヤ、言葉の使いかた、さまざまな知識を駆使して推理するって面白いですねえ。

我孫子武丸「夏に消えた少女」
個人的には一番印象に残った作品です。真相に驚き、ラストにぞっとしました。

米澤穂信「柘榴」
妖しく美しい物語です。しかし、なぜこれだけの女性が狂わされるのかが謎のまま。

竹本健治「恐い映像」
テレビの映像から蘇る記憶と過去の事件。その謎を探るのですが、真実はけっこうやりきれないところもあります。ドラマの「コールドケース」を見てても思うのですが、埋もれた記憶は埋もれるなりの事情があったりするんですよねえ。

北川歩実「確かなつながり」
少女を誘拐した犯人は何者で、何のためにという真相を突き止めるはずが(いや、突き止めてはいるのですが)、当事者が暴走するあまり、置いてけぼりをくらった気になりました。探偵はいるのですが、たぶんこの探偵はこういう気分で現場にいるんだろうなーと思いました。面白くないのではなく、展開が想像の斜め上に行った感じ。

長江俊和「杜の囚人」
ある山荘で暮らし始める兄妹。ビデオで撮影をする妹が変わっているなーと思ったら、それには裏があり…という展開ですが、一筋縄ではいきません。裏には裏があります。

麻耶雄嵩「失くした御守」
高校生が主人公で、彼女とお揃いで買った御守を失くし、いかにばれないように見つけるかを苦心している裏で、心中事件の謎解きが進みます。なんとなく軽いノリで書かれているのですが、最後まで読むと「え?」と思います。いいのかそれで。

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